桒原 利文(クワハラ トシフミ)
- 年齢:50代
- 雇用形態:正社員
- 前職:製造業
- 勤続年数:18年
- 出身地:愛知県西尾市
- 配属営業所:本社営業所
- 2001年12月
- 乗務社員として入社
- 2005年4月
- 乗務副主任に昇格
- 2012年10月
- 労働組合の書記長に就任
- 2015年10月
- 営業副主任に昇格
- 2019年6月
- 営業主任に昇格
- 2020年4月
- 営業係長に昇格
出会ったお客様とは「一期一会」だからこそ、お客様本位な対応を目指して。
営業主任として、乗務員の方々のサポートに努めています。
自動車外板部品のプレス工として3年ほど勤めていました。
そこを退社した理由は、家業の商売を継ぐためだったのですが、いざ始めてみると家業の将来性に不安を覚え、企業へ再就職することを考え直しました。
自動車や運転はもともと好きだったので、職探しの際、この会社が目に留まりました。
運転好きで地元の地理にも通じていたため、タクシー業界についても、特に不安に思うことはありませんでした。
子どもの頃から知っていた地元のタクシー会社でしたから、もともと大きな信頼を置いていました。だから、タクシー会社に入社するならここと思っていました。
はい。道を知らなかった場合は、お客様に教えてもらったり、仕事帰りに違う道を通るなどして覚えていきました。
苦労するようなことはほとんどないのですが、強いて言えば、お客様の対応でしょうか。
さまざまなお客様がいらっしゃいますから、すべての人に満足していただける対応をするのはやはり難しいです。時には泥酔して寝てしまい、そのまま起きないお客様もあって、乗務員はどうすることもできないため、警察に届けて助けてもらったこともあります。
ただ、なにか困ったことがあれば、すぐに経験豊富な先輩や上司に相談して対応していましたね。
個人的には、お客様との会話が楽しいですね。
自分から積極的に話しかけるわけではありませんが、話しかけられたら、いろんな話をします。教えていただくような話題もあり、「一期一会」ではないですが、その時々に出会ったお客様との会話を大切にしたいと思っています。
また、印象に残っているのは、遠出の乗務でしょうか。「奈良の古都めぐりをしたい」というお客様のために1日観光のご案内をしたり、長野まで4時間ほどかけてお客様をお届けするなど、普段とは少し違う風景や乗務に気持ちが弾みました。
常に「お客様本位」で対応することを心がけています。
お客様の立場になって考えることは、「お客様ファースト」として対応するだけではなく、その時々のお客様にとって満足な対応を考えることですから、相対的で決して定石通りではありません。
そのため、そのお客様はどんなことを求めていらっしゃるのか常に自問しながら、よりお客様本位な対応を目指しています。
長らく勤務していた乗務の仕事を経て、現在は営業主任として乗務員の方々の運行管理に携わっています。
所内での勤務のため、朝6時から17時までのシフトで働いています。朝が4時半おきと少し早いですが、生活のスタイルには何の問題もありません。
乗務の仕事をしていた頃は若くもあり、勤務シフトをきついと思ったこともありませんでした。
月8日の休みがあり、十分休養しています。
趣味は浅く広くではありますが、カメラやオーディオを楽しんでいます。二人の子どもは成人してすでに手が離れていますので、趣味に興じるほかは、妻と一緒にドライブしたりして、楽しく休日を過ごしています。
乗務の仕事は、自分で稼ごうと思って頑張ればすぐに数字として反映されますから、やりがいがあると思います。
ただ、私の場合、休日に父母が頑張っていた家業の商売を助けていたため、工夫して稼ぐということはあまりありませんでした。
乗務の時代、辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。
乗務の仕事は決してハードなものではないと思います。また、乗務の仕事をする上では仲間の存在がとても大事です。
だから、信頼の置ける仲間といつもコミュニケーションを取りながらうまくやっていくことが、長く務めるコツだと思います。嫌なことがあっても、困ったことがあっても、話を聞いて助けてくれるのは同じ乗務の仲間ですから。
同僚や上司とも気さくに話ができて、明るい職場です。何かあれば、仲間が相談に乗ってくれたり、慰めてくれたり、適切なアドバイスをしてくれます。
営業主任として、乗務員による事故や苦情などがなるべく出ないように、より適切な指導に努めたいと思っています。